
SABATON(サバトン)
THE WAR TO END ALL WARS / 2022年 / 84点
スウェーデン出身のパワーメタルバンド、10枚目のアルバムです。
「ウォーメタル」などと呼ばれる古今東西の戦いを主題とした、勇壮ながら非常にキャッチーなメロディ満載のパワーメタルを奏でるバンドです。本作もこれまでと大きく変わらず、戦い(本作は第一次世界大戦)を主題とした勇壮な曲がズラリと並んでいます。
もはや完全に金太郎飴状態ではあるんですが、その飴が常に美味しいんだから文句のつけようがありません。いつどれだけ食べても吉野家の牛丼や、マックのハンバーガーは美味いって事です。
これまでと違うなと感じた点で言えば、間奏でのギターソロがやたらと派手になっているという事。おそらくトミー・ヨハンソンのギターだと思うんですが、ネオクラシカルに弾きまくっており、これがこれまでのSABATONとかなり違う“風”を呼び込んでおり、新鮮に感じました。個人的にはこの工夫は大いに良いと思います。
お気に入りは「Stormtroopers」。1発目を飾る疾走曲。この声、このメロディ、SABATON以外の何物でもないですね。うーん、気持ち良いナンバーです。
最高傑作とは言えませんが、本作も安定したクオリティの良作です。ドラマチックなパワーメタルが聞きたい方はぜひ。
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