ENSIFERUM THALASSIC

ENSIFERUM(エンシフェルム)
THALASSIC / 2020年 / 87点

フィンランド出身のフォークメタルバンド、8枚目のアルバムです。

キャッチーで非常に分かりやすいヴァイキング/フォークメタルをやっているバンドです。が、ここ最近はどうも決め手に欠けるアルバムが続いており、非常にもどかしい状態が続いています。さてはて、本作は一体どういう感じなんでしょうか?

路線としてはここ最近の路線と大きくは変わっておらず、ヴァイキングメタルの勇壮さと、フォークメタルの牧歌さ・陽気さをごちゃ混ぜにしたかのようなスタイルです。特徴としてはキーボードを担当しているペッカ・モンティンによるクリーンボーカルの出番が非常に多い事。個人的にはこの甲高い声はあまり好みではないんですが、デスボーカルのみだとどうしても一本調子になりがちなので、良いアクセントになっていると思います。

そして一番肝心なメロディですが、本作はかなり良いですね。一度聞いただけで胸キュン☆できるフックのあるメロディが多く、とても好印象でした。
それにしても音楽性自体はまったく変わってないのに、ここまで評価が違うって、やっぱり「キャッチーなメロディを作る事」っていうのは大変なんだなと思いました。毎回‟外れ無し”を期待するっていうのは、聴く側のワガママなのかもね。

お気に入りは「The Defence of the Sampo」。これぞENSIFERUM!と言える見事な1曲。8分あるナンバー「Cold Northland (Vainamoinen Part III)」も勇壮なメロディをたっぷりと楽しめる佳曲だと思います。

ようやく調子良さげなアルバムが出てきたなという感じです。これからも頑張ってもらいたいです。