POWERWOLF Blessed & Possessed

POWERWOLF(パワーウルフ)
BLESSED & POSSESSED / 2015年 / 87点

ドイツ出身のパワーメタルバンド、6枚目のアルバムです。

このブログでは4枚目「BLOOD OF THE SAINTS」からレビューしていますが、当時から(おそらく1枚目から)まったく変わらない、濃厚でキャッチーで、少々宗教臭い欧州産パワーメタル道をひた走っています。パワーメタル好きならほぼ間違いなく好きになれるバンドだと思います。

ただ、私は前々作、前作ともに83点をつけており、その理由が「微妙にイケない曲が多いから」というモノでした。「そんな事無いよ!」という意見も当然あると思いますが、私個人が率直にそう感じてしまったのだから仕方ない。私は彼らとは相性が悪いんだと半ば諦めていました。

そんな気持ちで臨んだ本作ですが、おっ!今回はかなり印象が違います。
音楽性自体は1ミリも変わってないのに、耳に残る歌メロが随分と増えたように思います。そう感じた最大の曲は何と言っても「Army of the Night」です。この曲はBEAST IN BLACKの「Blind And Frozen」に勝るとも劣らない名曲だと思います。このキラーチューンのお陰でアルバム全体の印象が良くなった事は間違いありません。
ただ、曲単体で聞いても素晴らしく、宗教的な印象が良い方向に向いた「Armata Strigoi」、出だしがIN FLAMESの「Only for the Weak」っぽい「We Are the Wild」、間奏が格好良い「Sacramental Sister」などが特に気に入りました。

お気に入りは何と言っても「Army of the Night」。間違いなく、彼らの中で最高傑作と呼べるキラーチューンです。サビだけでなく間奏のギターソロも格好良い。この1曲の為だけに本作を手に取っても損は無いと思います。

ようやく花が開いたなという感じです。さてさて、次はこれを超える事はできるんでしょうか? 気になります。