POWERWOLF CALL OF THE WILD

POWERWOLF(パワーウルフ)
CALL OF THE WILD / 2021年 / 86点

ドイツ出身のパワーメタルバンド、8枚目のアルバムです。

日本での知名度はイマイチながら、本国ドイツではHELLOWEENと並びうる、いやそれ以上の極めて高い人気を誇るパワーメタルバンドです。
前々作「BLESSED & POSSESSED」が自分にとって会心の出来栄えで、前作「THE SACRAMENT OF SIN」もそれに肩を並べる会心作だったので、「もうこのバンドが外れる事は無いだろう」と思っています。はてさて、どうでしょうか?

うん、今回もやっぱり良いですね。音楽性はもちろん不変。勢いがあってキャッチーでちょっとだけ宗教臭いパワーメタルに変化はありません。となると、あとは1曲1曲ごとの出来栄えになるわけですが、さすがに前作ほどの充実さ・勢いは感じられませんでしたが、疾走曲はもちろん、ミドルでもシッカリとキャッチーで聴き応えがあり、しかもそれがアルバムの最後の最後まで持続しているのが素晴らしい。

今更言う事ではないかもしれませんが、このバンドは緩急の付け方が実に上手いですね。抑える所は抑え、盛り上げる所はガガンッ!と盛り上げる。「次、来るぞ……来たーっ!」と思う通りになる。こっちもその気だから気分も盛り上がるんですよね。コマーシャルな音楽を作るなら当たり前だと思いますが、これをセオリー通りにシッカリできるメタルバンドって案外少ないと思うんですよね。やっぱりメロディセンスが良いんだろうな。

お気に入りは「Sermon of Swords」。シンプルな疾走曲ではないですが、彼らの‟重厚さ”が楽しめる1曲です。

うん、このバンドは心配しなくて良さそうですね。これまでの作品が好きなら本作もマストです。