PYRAMAZE CONTINGENT

PYRAMAZE(ピラメイズ)
CONTINGENT / 2017年 / 80点

デンマーク出身のプログレッシブパワーメタルバンド、5枚目のアルバムです。

DREAM THEATERのような超絶技巧で圧倒するスタイルではなく、SERENITYのようなあくまでメロディ主体、ちょっとリズムテンポが複雑な程度のプログレッシブメタルバンドです。私個人としてはプログレッシブという言葉は必要無いんじゃないかと思っているくらいです。
2nd以降聞いていなかったんですが、久しぶりに聴いた前作「DISCIPLES OF THE SUN」がそこそこ悪くない出来栄えだったので、本作も聞いてみました。

音楽性は特に変わらず、ヨーロピアンな香り漂うパワーメタルです。既に書いたように複雑さはほとんど無く、普通のパワーメタルとして楽しめると思います。ドラマチックで奥深さを感じる楽曲はKAMELOTに通じる部分があると思います。特筆すべき点はトーレ・ハーウィによるエモーショナルな歌唱です。他の楽器も皆上手ですが、やはり歌が上手いというのは違いますね。

ただ、前作で気になった欠点もそのまんま継承されています。
第一にスピード感が無いのが気になります。全曲ミドル~ファストで、どうもメリハリに欠けるんですよね。せめて3~4曲に1曲は早めの曲を入れてほしかった。
また、サビがイマイチ盛り上がらない点も要改善です。演奏はとても上手なのに、サビメロディにフックが無いんです。サビ前のブリッジ部分が極端に短く、身構える前にサビに入っちゃう構成も問題があると思います。

お気に入りは「A World Divided」。開放感のあるサビが素敵な1曲です。

悪くはない、雰囲気的にはむしろ大好きです。次は耳に残るキャッチーなサビメロをお願いします(前作と同じ締めや…)。