OF SILENCE

DAWN OF DESTINY(ドーン オブ デスティニー)
OF SILENCE / 2022年 / 86点

ドイツ出身のパワーメタルバンド、8枚目のアルバムです。
この手のバンドとしてかなり良いペースでアルバムを重ねてますが、海外では人気なんでしょうか?

これまでと大きく変わらず、かなり「ズッシリ」とした重い演奏が特徴のパワーメタルをやっています。
ただ、ゴシックメタルやデスメタルに寄った曲が多かったここ最近のアルバムと比べると、本作はシンプルなパワーメタル路線に回帰しています。となると映えるのが哀愁を感じる美メロです。美メロに関してはデビュー時から変わっていませんが、ゴシックメタルやデスメタルな作風のお陰で影に隠れており、久しぶりにそれが日の目を浴びたという感じがします。

「Childhood」「Say My Name」「White Mystery」「Not the Way It Is」と言った疾走曲はもちろん、「Silence」「Run」「Inner Voice」と言った比較的ゆったりとしたナンバーでも胸キュンする印象的な美メロを用意できるのは彼らのポテンシャルの高さゆえ。また、後半になっても曲のクオリティが落ちないのも素晴らしい点だと思います。

欠点らしき欠点は無いと思いますが、逆に言えば特筆すべき凄い点というのも無く、数多くのパワーメタルを聴いてる人だと地味な印象を受けるかと思います。メンバーも冴えない顔してるしね(汗)。女性ボーカルが美人だったらもう少し違っていたかもしれませんが、今の時代、こういう事言っちゃいけないのかな。

お気に入りは「Childhood」。心地良い疾走感、哀愁極まるサビメロ。これは名曲だと思います。

一流のパワーメタルバンドに比べれば地味ですが、シッカリ聴けばその分だけ良さの出るスルメなアルバムだと思います。パワーメタル好きはぜひ。