SHADOW WORLD

WOLFHEART(ウルフハート)
SHADOW WORLD / 2015年 / 82点

フィンランド出身のメロディックデスメタルバンド、2枚目のアルバムです。

同じフィンランドのメロデスバンドBEFORE THE DAWNのギターを担当しているツォーマス・サッコネンを中心にしたメロデスバンドです。ちなみに私はこれを書いてる時点でBEFORE THE DAWNは聴いた事がありません(汗)。

その音楽性は無骨で深いメロディックデスメタルです。かなりきつめのデスボーカル、重々しいサウンドなど、パッと聴くとブラックメタルのようでもあり、お世辞にもARCH ENEMYやCHILDREN OF BODOMのようなキャッチーさはありません。しかし、シッカリ聴いてみると、INSOMNIUMにも通じるメランコリックなメロディが確かに息衝いており、いつしかこの沼のような深いメロデスワールドにハマっています。
演奏レベルは確かで粗は一切無し。サウンドも重低音がお腹に響く感じで良いと思います。

初めて聴いた時は「音が濃いわりに地味だな…」とか思ってしまったんですが、聴いていく内にデジタルサウンドも巧みに使う最近のメロデスとは違う「無骨さ」や「重さ」を楽しんでいる自分がいました。こういうスタイルも良いですね。

欠点としては散々言っているように分かりやすさ、キャッチーさ、コマーシャルさに欠ける事。なのでサラッと聴いても良さが分かりにくいと思います。何曲かはすぐにハマれるキャッチーさがあっても良かったかもしれません。

お気に入りは「Aeon Of Cold」。1発目を飾るナンバー。物悲しいピアノから一転して暴虐なブラストに突入してビックリしました(汗)。

初心者にはちょっとハードルが高いかもしれませんが、メロデス愛好家ならば一度は触れてみる価値のある作品だと思います。