THE FIFTH DIMENSION

RISE TO FALL(ライズ トゥー フォール)
THE FIFTH DIMENSION / 2023年 / 80点

スペイン出身のメロディックデスメタルバンド、5年ぶり5枚目のアルバムです。

音楽性に大きな変化は無く、2000年代以降のIN FLAMESやSOILWORKの影響を受けた、芋臭さの全く無いモダンなメロディックデスメタル道を邁進しています。

普段ヘヴィメタルを聴かない人が聴いても「おっ、格好良いじゃん」と言いたくなるクール&スマートなメロデスで、文句のつけようの無いサウンド、手数多めながら正確無比のリズムを始めとした極めて高い演奏技術の効果もあり、誰が聴いても一定の評価は得られるんじゃないかと思います。

ただ、逆を言えば「古き良き」と言った言葉とは無縁でもあり、私のようなツインギターが紡ぐクサメロが好きな90年代イエテボリ万歳な人間からすれば「洗練されすぎててやや面白みに欠ける」とも感じるかと思います。特にギターリフ、ノーマルボイスでの歌メロが無味無臭というか無難なモノばかりで、個人的にはもっと印象的なメロディにしてほしかったと思いました。

お気に入りは「Intruder」。SOILWORKのビョーン”スピード”ストリッドがゲスト参加している歌メロが抒情的な1曲。

決してダメではない、むしろ数で言えば「好き」な人の方が間違いなく多いとは思うんですが、ちょっと私の好みからは外れてるかな……。
というか、言葉尻こそ変えていますが、この評価って前作とまったく同じやな……。