SILVER ROMANCE

FREEDOM CALL(フリーダム コール)
SILVER ROMANCE / 2024年 / 84点

ドイツ出身のパワーメタルバンド、11枚目のアルバムです。2024年でデビュー25周年を迎えました。

どちらかというと「陰」の香りが強いヘヴィメタルですが、このバンドは真逆の「陽」を感じる明るめの楽曲を得意としています。一時は迷走して日本のメタラーからもソッポ向かれていた時期もありましたが、ここ最近は原点回帰した作品を連発しており、再び人気が上がっていますね。

本作も、前向きな気持ちになれそうな心地良い疾走曲「Silver Romance」からスタート。その後も「Symphony of Avalon」「Out of Space」「Big Bang Universe」「High Above」など、ドライブなんかしながら聴いたら気持ち良さそうな曲が並びます。
一方で「Supernova」「Infinity」「Distant Horizon」のような、やや「陰」を感じる哀愁のナンバーもシッカリ収められており、私個人としてはこちらの方が気に入りました。

ボーカルが上手いとか、ギターソロが凄いとか、演奏技術が卓越しているわけではないんですが、「陽」から「陰」までソツなく作れ、どの曲にも印象的なメロディを入れられるセンスの良さは、さすがの25周年と言った所だと思います。

欠点というほどではないんですが、気になった点としては「終わり方がかなり乱暴」な事。余韻も無く、サビが終わるとスパッと終わってしまう曲が多かったので「終わるのはや…」と思いました。もう10秒くらいあっても良かったと思います(汗)。

お気に入りは「Supernova」。それほどスピード感はありませんが、胸キュンな哀愁メロディがたまらない1曲。

自分たちが得意とするスタイルを徹底的に突き詰めていく職人的なバンドって応援したくなりますね。自分の嗜好と一致しているならなおさらです。これからも頑張ってもらいたいです。