THE ELVEN DREAM

OMINOUS GLORY(オミノス グローリー)
THE ELVEN DREAM / 2021年 / 83点

アメリカ出身のシンフォニックパワーメタルバンド、1枚目のアルバムです。

一切の前知識無し。利用しているサブスクのおススメに出てたので聴いてみたという感じです。ディスクユニオンにすら載っていないドマイナーなバンドです。

音楽性はアメリカ産ながら欧州型の典型的なシンフォニックパワーメタルで、ドラゴンの背に乗って戦う戦士の姿が想像できそうなファンタジックな香りがプンプンします。キーボードによるキラキラな装飾と言い、「OF FIRE」が付いていない頃のRHAPSODYや、TWILIGHT FORCEに近い感じです。

疾走感は抜群、ワクワクするようなイントロから始まり、予想通りのサビへとなだれ込む展開と、「お約束」もシッカリ守られています。セルフリリースながらサウンドも良好、演奏技術も拙さはありません。強烈なオリジナリティこそありませんが、シンフォニックパワーメタルが好きなら間違いなくヒットすると思います。

……と、ここまで聴くと完璧な作品に聞こえるかもしれませんが、ちょこちょこと気になる点もあります。
まずはボーカルです。この手のジャンルは線の細いボーカルが定番ですが、このバンドは野太く男っぽいボーカルなんです。これはこれで新鮮で良いんですが、低音や高音になると音程が安定せず、危ないと感じる場面がありました。このボーカルは要改善だと思います。
次にサビ。サビ手前までは完璧なんですが、サビがイマイチ盛り上がらない曲がそこそこあります。また、後半になると勢いのある曲が減っていくのも気になりました。
最後が曲数。全部で15曲。時間も1時間20分という長大ボリュームで、正直後半はやや疲れます。物理的なCDだと74分くらいが限界だったと思うので、この作品はCDでは流通してないんでしょうかね?

お気に入りは「The Kingdom of Light」。このイントロを聴いて心トキメかないヤツとは友達になりたくないです(笑)。

気になる点を改善できれば、次は間違いなく話題になるんじゃないかと思います。次に期待です。