KATHARSIS

PRAYING MANTIS(プレイング マンティス)
KATHARSIS / 2022年 / 70点

イギリス出身のロックバンド、11枚目のアルバムです。

激しさはあまり無いものの、それを補って余りあるツインギターや歌メロによる「哀愁のメロディ」が日本では非常に高く評価されているバンドです。

そんな彼らの11枚目の作品ですが、特に大きな変化は無く、イギリスのバンドらしいウェットなメロディのロックアルバムです。
ただ、ハッキリ言うと本作は非常に不満の残る出来栄えだったと思います。

1曲目「Cry for the Nations」はなかなかの佳曲、2曲目「Closer to Heaven」はミドルテンポながら彼ららしい哀愁のメロディが感じられ、「本作もなかなかの出来栄えじゃん」とか思っていたんですが、3曲目「Ain't No Rock 'n' Roll in Heaven」がアメリカンな明るい曲でちょっと外れたかもと感じ、それ以降は「なんかパッとしないな…」とか思っていたら、そのままアルバムが終わってしまいました……。

そう、本作はキャッチーなメロディが圧倒的に足りないのです。私はよく「メロディをちょっと変えればグンと良くなる」と書くんですが、本作の曲はそう書くにも至らない曲が大半を占めており、正直1から作り直してほしいと思いました。スピード感も無い曲が多く、疾走感で誤魔化す事もできていませんし。

お気に入りは書いた通り「Closer to Heaven」。ミドルテンポですが、プレマン節が聴ける1曲です。

たまたま自分の好みのメロディが少ないとかならいいんですが、センスが枯れ果ててしまったのなら危険ですね……。