
LEAVES’ EYES(リーヴズ アイズ)
SYMPHONIES OF THE NIGHT / 2013年 / 78点
ドイツ出身のゴシックメタルバンド、5枚目のアルバムです。
ゴシックメタルバンドTHEATRE OF TRAGEDYを解雇されたリヴ・クリスティン(Vo)と、その夫アレクサンダー・クルルによって結成されたバンドです。2nd「VINLAND SAGA」が高い評価を得ているようですが、私はあまりハマれず、その後はスルーしていました。
が、利用しているサブスクに名前があったので「今はどうなってるんだろう?」と思い、久々に聴いてみる事にしました。サブスクってこういう時イイよね(笑)。普通に何千円も出して買うんだったら、きっと手を出さなかったと思うんで。
音楽性は美しいソプラノボーカルとデスボーカルが絡み合うゴシックメタルをベースとしているものの、サウンドはオーケストラを使ってかなりダイナミックな部分もかなりあり、シンフォニックメタルにも当てはまりそうです。また、フォーキーなメロディも随所で聴かれ、フォークメタルな部分もあります。
どの要素も美味い具合にブレンドされており、焼き付け刃的な感じは一切無し。リヴ・クリスティン嬢の浮遊感のあるボーカルも堂に入ってるし、演奏技術・サウンドも申し分無し。全体的なレベルは極めて高いと思います。
ただ、最初に言った通り、あくまでベースはゴシックメタルであり、肝心の歌メロにキャッチーさがありません。全体的に暗いんですよね……。これが「ゴシックメタルなんだよ」と言われればもう何も言えませんが、やっぱり素直にノレるキャッチーさが欲しかったです。
お気に入りは「Hymn to the Lone Sands」。ゴシックというよりはシンフォニックメタルな感じな1曲。
久々に聴きましたが、やっぱり変わってなかったですね。ゴシックメタル好きは聴いては損は無いと思いますが、パワーメタルやメロデスが好きな人な方は要注意。
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