CONSTRUCT3

CONSTRUCT(コンストラクト)
OMINOUS / 2025年 / 83点

スウェーデン出身のメロディックデスメタルバンド、3枚目のアルバムです。

初期IN FLAMESに通じる古き良き王道のメロデスをやっているバンドです。前作「OBSERVATIONS」から実に7年ぶりのアルバムで、この間にVoが脱退し、Gtのトーマス・オヤヤルヴィがVoを兼任する形になっています。

さて、このバンドの作品については、1枚目から「初期IN FLAMESを思わせる」と書いていますが、本作は「思わせる」どころか「そっくり」というレベルにまでなっています。
適度な疾走感、ギターによる抒情的なメロディ、フッと差し込まれるアコギ……全てが「COLONY」辺りまでのIN FLAMESです。ここまで似てるバンドは早々いないと思います。

ただこれは決して否定的な意味ではありません。ギターによる叙情的メロディはキャッチーでありながらメタルらしい哀愁があり、聞き応えがあります。トーマスの無慈悲なデスボイスも迫力があって格好良いと思います。
特にノーマルボイスによるサビが格好良い「Ominous Thoughts」、ミドルテンポながら哀愁を感じるメロディが良い「Defaulting To Failure」「In Nightmares」などが気に入りました。

気になった点は曲が少ない事。7年ぶりの作品だというのに8曲しかなく、再生時間も33分と短め。せめて後2曲、10分くらいは多くても良かったんじゃないかと思います。

お気に入りは「Defaulting To Failure」。メロデス好きなら聴くべき1曲。

良い作品です。次は一体何年後になるのか不安です。
どうでも良い話ですが、トーマス・オヤヤルヴィってちょっとRADIOHEADのトム・ヨークに顔つきが似てる気がします。音楽性はまるで違いますが(笑)。