SKILLET7

SKILLET(スキレット)
AWAKE / 2009年 / 86点

アメリカ出身のロックバンド、7枚目のアルバムです。

日本ではほぼ無名ながら、本国アメリカでは熱烈な支持者を持つ人気ヘヴィロックバンドです。男女2人ずつ(Vo/Ba、Gt/Key、Gt、Dr)という構成も珍しいと思います。

これを書いている時点で、彼らの中で最も売れた作品で、それも頷けるだけの出来栄えです。
サウンド自体はこれまでと変わらず、ズッシリとしたリズムとヘヴィなギター、派手なストリング、そしてキャッチーなメロディと、彼ららしさ満点のアメリカンヘヴィロックです。分からない人に伝えるなら「更に派手にヘヴィになったNICKELBACK」という感じでしょうか。

そんな中でも本作はメロディのキャッチーさが際立っており、一度聴いただけで「これは格好良い!」と言いたくなる曲が揃っています。特に「Monster」「Awake and Alive」「It's Not Me, It's You」「Believe」「Dead Inside」の出来栄えが良いと感じました。
良くも悪くもイントロやギターソロなどは最低限に抑えられ、徹底的にコンパクトにまとめられたサイズ感もこのバンドには合っていると思うし、普段ロックサウンドなどを聴かない人でもハマれるんじゃなかと思います。

気になる点としてはあまりにも同じパターンが多いという事。リズムもメロディも似たり寄ったりで、もう少しバラエティに富んだ内容でも良かったんじゃないかと思います。特に後半は「これ何が違うの?」と思ってしまうような曲が並んでいるので、もう少し「違い」を出して欲しかったです。

お気に入りは「Awake and Alive」と「Dead Inside」。前者は女性ボーカルによるサビが好き。後者は実は私が初めて聴いた彼らの曲だったりします。

ヘヴィロック好きなら聴いて損をする事は無いと思います。

話はちょっと反れますが、私が初めて聴いた彼らの曲は「Dead Inside」なんですが、Nightcore(ナイトコア)と呼ばれるピッチを上げたサウンドでした。著作権的にどうなのかは分かりませんが、ナイトコア自体は今でも好きです。皆さんも聴いてみては?